
人間の医師と獣医師の、主に収入面から比較していきます。
平成20年度の獣医師の平均年収は553万円で、平成19年度の563万円から比べるとややダウンしています。データ調査対象の平均年齢は35歳であることを考えると、人間の医師よりもらえる金額が少ないことは否めません。勤務医の場合、さらに少ない収入の中から、動物病院開業に向けての資金を貯めなければいけないのですから、一般的な「医師=儲かる、贅沢をしている」からは離れた所にいるのは間違いないようです。
獣医というと、開業医をしている動物病院の院長というイメージが強いですし、実際に獣医師の進路としては、開業医が一番多いのですが、人間の医師免許を持っている人間の進路が様々であるように、獣医師の資格を取った人の進路もまた様々です。大きく分けると開業見習いの研修医、公務員としての獣医、そして民間の企業で安全性実験に関わる研究員などの道があります。
研修医としての経験を積んだ後、ようやく動物病院の開業に至ったとしても、その病院を上手く軌道に乗せられなければ思うような経営はできません。極端な話、独立前とさほど変わらない年収しか得られなかったり、あるいは複数の診療所の経営者になれば億単位の収入を得られることもあるのです。これは動物の治療の腕だけでなく、ペットの飼い方、しつけについて適格なアドバイスができるかどうかにもかかっています。
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